セイルス・バイ・ワッツ・ジャパンはヨットのセイル(帆)やロープ、バッグなどあなたのマリンライフをサポートします。

iQテクノロジー

 

IQ TECHNOLOGY®

INTELLIGENT SAIL DESIGN BY QUANTUM SAILS

クァンタム・セイルズは最速かつ最も効率的なセイルシェイプを作り出すことでセイルメイキングの芸術性と科学において新たな段階へステップアップしました。これは「iQテクノロジー」と呼ばれ簡単に言うとそれはメンブレンセイルを作るための業界で最もインテリジェントな設計システムです。

膨大な知識とセイリング専門技術および工学的構造の複雑さを理解するメンバーによって25年間磨かれた独自のアプローチがあります。「iQテクノロジー」体系的なプロセスにおける海上試験で得られた最先端の設計と製造方法を統合することで優れたセイルデザインを導き出します。

コンピュータ化された3Dモデリング、複雑な数学的な計算、および仮想試験を使用してクァンタムのデザイナーたちはメンブレンセイルの空力性能と構造要件の各要素を分析することから始めます。洗練されたセイルデザインの正確な構造仕様は次に帆をミリメートルで測定され細心の製造手順を用いて製造される製造チームに転送されます。

「iQテクノロジー」は私たちが製造するすべてのセイルの中に組み込まれています。クァンタム・セイルズを選択したセイラーはハイエンドのセイルであり、最も厳しい条件が課される「Fusion M™」と同じ開発プログラムを使用している高いレベル製品を使用することにきっと満足していただけるでしょう。

リグ及び艇体艤装の計測

セイルをデザイン(設計)するにはプログラムに必要数値を入力する必要があります。そのためには世界的に厳格なルールの取り決めがあるワンデザイン・クラスを除いてリグ及びセイルを展開するうえで使用する艇体艤装の計測数値を得る必要があります。クァンタムには独自の計測フォームがあり多くの場合セイル・コンサルタントが船に伺い巻き尺や物差し、ノギスなどを使用して必要項目を埋めていきます。

例えば同じ艇種の船が2隻あったとしても厳密に云えばセイル形状に影響するチューニングの差によるマストの曲がり具合の違いや、フォアステイの長さやファーリング・システムなど違いが発生してきます。セイラーでもあり、セイルメイキング経験豊富なセイル・コンサルタントが適宜デザイナーと相談しながら判断しフォーマットを完成させていきます。通常計測するポイントは艤装がシンプルなレーシング艇よりも、楽にセイリングするためのシステムが複雑なクルージング・セイルの方が多くなります。

デザイン

空力的圧力と表面張力とのバランス – エアロと呼ばれるクラッシックなエンジニアリングの問題 – これらを解決しながらフライング・シェイプを決定します。クアンタムのデザイナーは計算流体力学(CFD)を使って空力と有限要素解析(FEA)を評価する計算でこの課題に取り組みます。最初のステップは、セイルシェイプを決定することです。

セイルシェイプ

当社独自の3Dデザインプログラムを使い実際の船の仕様やボートやセイルの種類の豊富なデータベースからセイルの大きさとシェイプが定義されモールドシェイプが作成されます。洗練された編集ツールは正確さと洗練の最高レベルを可能にします。

構造解析およびファイバーマッピング

有限要素解析(FEA)を使用してクァンタム・デザイナーはセイルベンドやツイスト、メンブレン内の応力とひずみの分布を可視化します。仮想セイルはリグモデルに装着されます。社内材料試験を通じて得られたテストデータは異なる繊維の種類や量などと対比されカスタム繊維マップの開発につながっています。

3Dモデリング、CFDおよびFEAの統合はデザイナーが評価し、最適なサイズ、形状、構造、繊維の種類、および最終製品の繊維レイアウトに最終的にリードするセイルデザインの様々な要素を絞り込むことができます。クアンタムのエキスパートが使用するこれらのツールは可変重みの配置と高負荷に起因する固有の課題を提示する大規模なセーリングヨットに適用された場合より効果的なものとなります。

パフォーマンスの最適化

船の設計チームとコラボレーションする時クァンタムのデザイナーは、また異なる風の状態で流体力学的性能における船体とセイルのパワーバランスを評価するために速度予測プログラム(VPP)を使用します。リグの位置、レーキ、ヒール、舵角及び他の変数の影響をモデル化して評価することができます。逆にセイルシェイプは特定の設計の船体特性のために最適化されます。

 

製造 (Fusion Mセイルの場合)

クアンタムのメンブレンセイルはメンブレンのラミネートしシェイピングするために開発された技術的に高度な方法を使用して最先端の製造拠点で構築されています。仕上げ工程の細部のための規格は品質と信頼性の最高レベルを確保しています。クアンタムは製造品質、一貫性、および効率性の継続的改善への取り組みの一環として世界中の産業や学術のパートナーへのリンクを維持しています。

ラミネーション

メンブレンは非常に薄いマイラーフィルムのシートの間に挟まれたカスタムファイバーマップで構成されるセイルです。クァンタムのメンブレンセイルは他セイルメーカーよりもベース・スクリムでよりクロスの繊維を使用して設計され、より広い風の範囲で効果的にトリムしやすくなり優れた耐久性とシェイプ保持性を増加させました。

セイルを製造するために、繊維は設計仕様に応じてカスタム・パターンで基材フィルム上に張られています。アプリケーションの間に過剰な接着剤は飽和を回避する脆弱性を最小限に抑え最高強度対重量比を達成するために繊維から除去されます。メンブレンの最上層が配置された後バキューム(真空)バッグ法は、繊維の周りにフィルム「シュリンクラップ」するために使用されます。次いで層を赤外線熱と熱設定するための接着剤を圧力の6〜8トンを使用して圧着させます。この独自のプロセスは可能な限り薄い層まで接着剤を圧搾し、重合-「架橋された」分子構造を誘導する – 従来のホットメルト法で接着した積層体よりも4〜5倍強力であるメンブレンを生成します。

シェーピング後硬化

他のセイルメーカーで採用された古い整形の方法に比べてクアンタムのセイルは、まずカットのセクションに積層成形しブロードシームやラフカーブは慎重にミリメートルで測定される精度を確保し最終的なワンピースとして製造されています。ラミネーションとシーミング技術の進歩は効果的にシームの障害や剥離を排除しました。この厳格な積層および成形プロセスは結果として非常に高い耐久性と極端にフィルム収縮や歪みが少なく、より正確なシェイプの長時間維持を実現しました。

検証

52 スーパーシリーズサーキットに参戦/活躍している、Quantum Racing TP52プログラムは技術の進歩を検証するためのプラットフォームです。このレースサーキットは – プロフェッショナル・クルーと共にあらゆる風と海の条件の全範囲の一連の過程で200時間以上のセイリングをこなし性能改善のためデータを収集しパフォーマンス目標を設定します。クァンタム・セイルの性能を最大限引き出してくれるレーシングチームのためにこのテストと検証プロセスはセイル開発のためには非常にメリットの大きい方法です。

「iQテクノロジー」から得られる知識及び経験はすべてのクァンタム・セイルの製造にフィードバックされています。私たちの技術への投資はセイリングのあらゆるレベルにおいてすべての顧客のためのより良いセーリング体験を作成するために私たち自身の野心によって継続されていきます。

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